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【西宮市甲陽園本庄町|70代|「父が施設に入っても、実家だけは残しておくべきだと思っていました」空き家になる前に決断した戸建売却事例|AFB様】

担当:片岡 弘記

父が高齢者施設へ入居することになり、西宮市甲陽園本庄町の実家に誰も住まなくなりました。

母はすでに亡くなっており、私たち兄妹もそれぞれ家庭を持っています。

それでも最初は、実家を売るという考えにはなれませんでした。

父が何十年も暮らした家です。

私たち兄妹が育った場所でもあります。

「もしかしたら父が戻りたいと言うかもしれない。」

「相続するまで残しておいてもいいのでは。」

そんな話を家族でしていました。

ところが誰も住まなくなって数か月すると、現実的な問題が出てきました。

庭の草木は伸びますし、郵便物の確認や換気のために誰かが定期的に行かなければなりません。

台風の後には、

「屋根や窓は大丈夫かな。」

と心配になり、仕事帰りに見に行ったこともありました。

そこで一度、インフィニティエステートさんへ相談することにしました。

私たちは、

「父が生きている間に、子どもたちだけで売却の話を進めていいのでしょうか。」

というところから聞きました。

すると、まず確認すべきなのは所有者である父自身の意思だと説明していただきました。

そこで父にも話をしました。

売却を嫌がると思っていたのですが、父から返ってきたのは、

「もう戻らないと思う。お前たちに家の管理で迷惑をかけたくない。」

という言葉でした。

その言葉を聞いて、兄妹の気持ちも変わりました。

インフィニティエステートさんには父とも話をしていただき、売却の流れを説明してもらいました。

販売を始める前には、家族で実家に集まりました。

アルバムや母の写真、父が大切にしていたものを一つずつ確認しました。

不思議なもので、売却を決める前は「家そのものを残したい」と思っていたのに、思い出の品を整理すると、残したかったのは建物だけではなかったことに気付きました。

その後、甲陽園周辺で戸建を探していたご家族に購入していただくことになりました。

契約の報告を父にすると、

「若い家族が住んでくれるなら、その方が家も喜ぶな。」

と言っていました。

実家を手放すことには寂しさがあります。

でも、空き家のまま何年も残すのではなく、父自身が判断できる時に家族で話し合えたことが、私たちにとって一番良い売却だったと思っています。

担当者より

今回のご相談で印象に残っているのは、ご家族から最初にいただいた、

「まだ父が元気なのに、実家を売る話をするのは早いでしょうか。」

という質問です。

私たちから「売った方がいい」「残した方がいい」と決めることはできません。

今回、最も大切だったのは、**不動産の所有者であるお父様がどう考えているのか**でした。

ご家族は「父は実家を残したいはず」と考えておられました。

一方、お父様は「子どもたちに管理の負担を残したくない」と考えておられました。

同じ家を大切に思っていても、考えていたことは違っていたのです。

そこで今回は、査定価格の説明より前に、ご本人とご家族の意思を確認する時間を取りました。

高齢の所有者様が不動産を売却される場合には、ご本人の意思能力や契約手続きについて慎重な確認が必要になることがあります。

状況によっては司法書士や弁護士など、専門家との連携が必要になるケースもあります。

だからこそ、

**「将来相続する予定だから、家族が決めればよい」**

という進め方にはしません。

今回、お父様ご自身に売却意思があり、必要な確認を行ったうえで販売へ進みました。

もう一つ大切にしたのが、販売開始を急ぎ過ぎないことでした。

ご家族には一度実家へ集まっていただき、写真や思い出の品などを確認する時間を取っていただきました。

不動産売却では、早く市場へ出すことが最優先とは限りません。

特に長年暮らした実家の場合、**家族が気持ちを整理するための時間も売却準備の一部**だと考えています。

今回の西宮市甲陽園本庄町の戸建売却は、「空き家になったから売る」という単純なものではありませんでした。

お父様の意思、ご家族の気持ち、今後の管理負担。

それぞれを確認した結果として売却を選ばれました。

**相続してから考えるのではなく、所有者本人が意思を伝えられる時に家族で不動産の将来について話し合う。**

今回の取引は、不動産を手放すだけではなく、ご家族が実家の次の役割を一緒に決められた事例だったと感じています。

片岡 弘記

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