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【西宮市柏堂町|60代|「古い擁壁を見た買主さんから“大丈夫ですか?”と聞かれ、答えられませんでした」相続土地売却事例|AFD様】

担当:片岡 弘記

父から相続した西宮市柏堂町の土地には、古い家と擁壁がありました。

子どもの頃から見ていたので、私たち兄妹にとって擁壁はそこにあって当たり前のものでした。

相続後、誰も住む予定がなかったため売却することになり、最初は建物を解体して土地として売れば、それほど難しくないと思っていました。

ところが、現地を見に来られた方から、

「この擁壁は大丈夫なんですか?」

と聞かれました。

その瞬間、何も答えられませんでした。

いつ造られたのか。

どのような工事をしたのか。

父から詳しく聞いた記憶もありません。

それまで土地の広さや売却価格ばかり気にしていたので、急に不安になりました。

インフィニティエステートさんへ相談すると、擁壁について根拠なく「大丈夫です」と説明するのではなく、まず残っている資料や現地の状況を確認しましょうという話になりました。

実家を整理しながら、父が保管していた古い書類も探しました。

市役所などで確認できる資料についても調べてもらい、現在分かっていることを一つずつ整理していただきました。

正直、

「こんなことを買主さんに説明したら、余計に売れなくなるのでは。」

と思ったこともあります。

でも、

「分からないことまで大丈夫と言って売る方が、後でお互い困ります。」

と言われ、その通りだと思いました。

販売時には土地の条件だけでなく、擁壁について確認できた内容も購入を検討される方へ説明していただきました。

その後、現地を何度か確認されたご夫婦から購入申込みをいただきました。

建築会社にも相談しながら検討されたそうです。

契約まで少し時間はかかりましたが、私たちとしても「何かを隠して売った」という気持ちがなく、安心して進めることができました。

父から受け継いだ土地なので、最後まできちんとした形で次の方へ渡したいと思っていました。

売りにくそうなことほど最初に確認する。

今回の売却で、その大切さを実感しました。

担当者より

今回の現地確認で、私たちが最初に注目したものの一つが擁壁でした。

高低差のある土地では、土地面積や接道状況だけでなく、擁壁の状態や関連する法令・行政上の取扱いなどが購入判断に影響することがあります。

そこで今回、

「昔からあるので問題ありません。」

とは説明しませんでした。

古い擁壁の場合、売主様ご自身も施工時期や工事内容をご存じないことがあります。

その状態で安全性を断定することは適切ではありません。

一方で、

**「古い擁壁がある=売却できない」**

と決めつけることもありません。

まず必要なのは、事実の整理です。

現地では何が確認できるのか。

売主様の手元にどのような資料が残っているのか。

行政等で確認できる資料はあるのか。

そして、何が確認できていないのか。

今回の販売では、こうした情報を整理したうえで購入希望者様へ説明しました。

購入希望者様側でも建築会社等へ相談され、土地利用について検討を重ねられました。

不動産売却では、物件の長所を伝えることはもちろん重要です。

しかし、それと同じくらい重要なのが、**購入判断に影響する可能性のある事項を曖昧にしないこと**です。

確認できないことがあれば、「確認できていない」と伝える。

専門的な判断が必要なら、建築士など適切な専門家への確認を促す。

こうした積み重ねが、売主様と買主様双方の納得につながります。

今回の西宮市柏堂町の土地売却では、擁壁を販売上の弱点として隠すのではなく、**契約前に確認すべきテーマとして可視化したこと**が重要なポイントでした。

売りにくい可能性のある条件ほど、販売開始前に向き合う。

それが結果として、買主様が検討しやすい売却につながると考えています。

片岡 弘記

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