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【西宮市甲子園口三丁目|60代|「20年以上貸していた店舗が退去。“空室では売れない”と思っていました」店舗付き住宅売却事例|AFF様】

担当:片岡 弘記

西宮市甲子園口三丁目にある店舗付き住宅は、父の代から所有していた不動産でした。

1階部分は20年以上同じ方に店舗として貸しており、毎月家賃が入ってくることが当たり前になっていました。

ところが、店主さんから、

「年齢のこともあり、お店を閉めようと思います。」

と連絡がありました。

長く借りてくださったことへの感謝と同時に、

「これからこの建物をどうしよう。」

という問題が出てきました。

再びテナントを募集する。

建物を修繕して持ち続ける。

それとも売却する。

私も60代になり、子どもたちからは、

「今後使う予定がないなら、売却も考えたら?」

と言われました。

ただ、一つ気になっていました。

「店舗が入っている時に売った方が良かったのではないか。」

ということです。

空室になれば家賃収入はありません。

収益物件として見れば、条件が悪くなったように感じました。

インフィニティエステートさんへ相談した時も、

「テナントが退去してしまったので、売りにくいですよね。」

と聞きました。

ところが、

「空室だから検討できる買主様もいます。」

と言われました。

最初は意味が分かりませんでした。

説明を聞くと、賃貸中なら投資目的の方には検討しやすい一方、自分で店舗を使いたい方にとっては、すぐ使えないことがあります。

空室なら、飲食店や物販、事務所など、自分で事業を始めたい方も検討できる可能性があるとのことでした。

そこで、以前の賃料だけで売却価格を考えるのではなく、建物や土地、立地、店舗部分の状態なども含めて販売方法を考えていただきました。

販売を始めると、投資目的の問い合わせだけでなく、

「1階で自分の店をして、上を別の用途で使えないか。」

という相談もあったそうです。

最終的に購入してくださったのは、自分の事業で建物を使いたいと考えていた方でした。

契約前には何度も現地を確認され、改装について業者さんとも相談されていました。

20年以上続いたお店がなくなった時は、

「この建物の役目も終わったのかな。」

と思いました。

でも、次の方がまた違う使い方を考えてくださった。

退去をきっかけに売却を決めたことで、私自身も不動産を次の世代へ渡せたような気持ちになりました。

担当者より

テナントが退去した店舗付き住宅。

これを、

**「家賃収入がなくなった不動産」**

という一方向だけから見ると、空室は確かにマイナス要素に見えます。

しかし今回、私たちは販売対象となる買主様を二つに分けて考えました。

一つは、賃貸して収益を得たい投資家・事業者様。

もう一つは、自分で店舗や事務所として使用したい事業者様です。

この二者では、物件を見る基準が異なります。

投資目的なら、想定賃料や必要経費、修繕費などを踏まえた収益性が重要になります。

一方、自己使用を考える方なら、立地、店舗部分の広さ、間取り、設備、改装の自由度などが判断材料になる場合があります。

そのため今回は、

「以前はいくらで貸していたから、収益物件としていくら。」

という一つの計算だけで販売方針を決めませんでした。

建物の現状を確認し、土地としての条件も含め、**どのような買主様ならこの不動産を活用できるのか**を考えました。

結果として購入されたのは、自己使用を目的とした方でした。

これは店舗が空室だったからこそ検討しやすかった面もあります。

もちろん、すべての空室店舗が自己使用目的で売却しやすくなるわけではありません。

用途地域や建物の状態、管理規約がある物件ならその内容、希望する業種に必要な許認可など、個別に確認すべき事項があります。

だからこそ店舗・事業用不動産では、

**「現在どのように使われているか」だけではなく、「次にどのような使い方が考えられるか」まで見ることが重要です。**

今回の西宮市甲子園口三丁目の店舗付き住宅売却では、20年以上続いた賃貸経営の終了を資産価値の終わりとは考えず、収益目的と自己使用目的という複数の出口から購入者を探しました。

不動産の使われ方が変わる時は、売却戦略そのものを組み直すタイミングでもあります。

片岡 弘記

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