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【西宮市仁川町|50代|「最初の相談では“売りません”と伝えました」半年間の空き家管理を経て決断した実家売却|ADZ様】

担当:片岡 弘記

父が亡くなり、西宮市仁川町の実家を兄と私で相続しました。

母はすでに亡くなっており、実家には誰も住まなくなりました。

それでも最初は、売却する気になれませんでした。

私たち兄弟が育った家で、玄関を開ければ父や母がまだいるような気がしました。

兄とも、

「急いで売らなくてもいいんじゃないか。」

と話していました。

ただ、空き家にしておく場合に何をすればいいのか分からなかったため、インフィニティエステートさんへ一度相談しました。

査定もしていただきましたが、その時は、

「今は売りません。」

とはっきり伝えました。

それでも無理に売却を勧められることはなく、空き家にする場合の換気や郵便物、庭木、火災保険など、気を付けることを教えていただきました。

それから兄と交代で実家へ通いました。

最初の数か月はそれほど苦になりませんでした。

しかし夏になると庭の草が一気に伸び、台風が来れば屋根や雨戸が心配になります。

固定資産税や火災保険も続きます。

半年ほど経った頃、兄から、

「家を残すことと、思い出を残すことは別なのかもしれない。」

と言われました。

私も同じことを考え始めていました。

そこで再びインフィニティエステートさんへ連絡し、今度は売却をお願いしました。

販売では仁川町の落ち着いた住宅環境や阪急仁川駅へのアクセスなどを紹介していただき、子育てのために戸建を探していたご家族から購入のお申し込みをいただきました。

引渡し前、兄と二人で最後に家を掃除しました。

寂しさはありましたが、不思議と最初に査定してもらった時ほど「手放したくない」という気持ちはありませんでした。

自分たちで半年間管理したからこそ、納得して決断できたのだと思います。

担当者より

この売主様とは、二度「売却のお話」をしています。

一度目と二度目では、まったく違いました。

最初に査定へ伺った時、売主様から言われたのは、

**「価格は知りたいですが、今は売りません。」**

という言葉でした。

その時点で売却を説得する必要はないと判断しました。

相続したばかりの実家を手放せない気持ちは、査定価格を説明したからといって整理できるものではありません。

そこで査定結果をお渡しし、空き家として所有する場合に必要になる管理についてお話しして、その日は終わりました。

約半年後、売主様から再びお電話をいただきました。

今度の言葉は、

「売却を進めたいです。」

でした。

価格が上がったからでも、急にお金が必要になったからでもありません。

ご兄弟自身が半年間空き家を管理し、**「所有し続ける」という選択を実際に経験されたうえで出された結論**でした。

だから二度目の面談では、売却するかどうかについて話し合う必要はありませんでした。

私たちが考えるべきことは、この仁川町の住宅を次にどんな方へ届けるかでした。

販売後、購入されたのはこれから子育てをされるご家族です。

内覧後に売主様へそのことをお伝えすると、

「また子どもが暮らす家になるなら嬉しいですね。」

と話されたことを覚えています。

最初の相談で売却を急がせていたら、同じ成約でも売主様の気持ちは違っていたかもしれません。

**売却を決めるまでの時間も、不動産売却の大切なプロセスです。**

今回は「売らない」という選択から始まり、ご自身で所有を続ける経験をしたからこそ、最後は迷いなく次のご家族へ引き継ぐことができた事例でした。

片岡 弘記

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