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【西宮市樋之池町|40代|「設備にかなりお金をかけたので、その分は高く売れると思っていました」こだわり戸建の売却事例|AEN様】

担当:片岡 弘記

西宮市樋之池町の自宅は、家を購入した時からかなりこだわって手を入れてきました。

床暖房や造作収納など、家族が暮らしやすいように少しずつ設備を整え、そのたびに費用もかけています。

そのため売却することになった時、

「これだけお金をかけているのだから、普通の中古戸建よりかなり高く売れるのでは。」

と思っていました。

最初に相談した不動産会社から提示された査定価格は、私たちが考えていた金額より低いものでした。

「設備の費用は評価されないのですか?」

と聞いても、築年数や周辺相場の説明が中心で、あまり納得できませんでした。

そこでインフィニティエステートさんにも査定をお願いしました。

室内を見てもらうと、設備について一つずつ確認されました。

ただ、

「かけた費用がそのまま売却価格に加算されるわけではありません。」

とはっきり説明されました。

最初は少し残念でした。

しかし話を聞くと、中古住宅では設備の価格そのものより、それによって購入する方の暮らしがどう良くなるかを伝えることが大切だと分かりました。

そこで販売では、単に「高額な設備付き」とするのではなく、収納量や家事動線、冬場の室内環境など、実際に暮らして感じていたこともお伝えしました。

内覧されたご家族の中に、小さなお子さんがいる方がいました。

奥様が収納を見ながら、

「これだけ最初から収納があると助かりますね。」

と話されていたのが印象に残っています。

その後、条件にも納得いただき購入のお申し込みをいただきました。

設備にかけた金額を全部取り戻せたという考えではありません。

でも、私たちが家に手をかけてきた理由まで理解してくださる方へ売却できたことで、価格だけではない納得感がありました。

担当者より

売主様から、

「この設備には○○万円かかっています。」

と伺うことがあります。

大切に住まれてきた住宅ほど、設備やリフォームへ費用をかけているケースは少なくありません。

ただ、中古住宅の査定で注意したいのは、

**「かけた金額」と「現在の市場価値」は同じではない**

という点です。

例えば100万円かけた設備があるから、査定価格へそのまま100万円を加算できるとは限りません。

設備にも経年があります。

さらに、売主様にとって必要だった設備が、すべての購入者様に同じ価値を持つわけでもありません。

では、評価しなくてよいのか。

それも違います。

今回の住宅では、設備の購入価格を並べるのではなく、**その設備によってどのような暮らしができるのか**を販売情報へ落とし込みました。

造作収納なら「設置にいくらかかったか」だけではなく、どこに何を収納できるのか。

床暖房なら、実際にどの空間で使用してきたのか。

購入希望者様が自分たちの生活へ置き換えられる情報にすることが重要です。

実際に購入されたご家族も、設備価格そのものについて大きく反応されたわけではありません。

収納や室内を確認しながら、ご自身たちの暮らしを具体的に想像されていました。

不動産査定は、売主様がこれまで支払った費用を合計する作業ではありません。

一方で、築年数と土地価格だけを計算して終わるものでもないと考えています。

**費用ではなく、その住宅に現在残っている価値を見つけ、それを必要とする購入者様へ正確に伝える。**

今回の西宮市樋之池町の戸建売却は、売主様の「こだわり」を単なる取得費ではなく、次のご家族にとっての暮らしやすさへ置き換えて伝えた事例でした。

片岡 弘記

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